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膝が痛いときのセルフケア|知っておきたい膝蓋下脂肪体と30秒ケア
「歩くと膝が痛い」
「立ち上がるときに膝が気になる」
「自宅で何かケアできないかな?」
膝の痛みが続くと、このように感じる方も多いのではないでしょうか。
膝痛で大切なのは、痛みの原因を自己判断で一つに決めつけないことです。
膝の痛みにはさまざまな原因があり、状態によって必要な対応も変わります。
そのうえで、普段から膝の状態を確認し、自分に合ったセルフケアを習慣にしていくことも大切です。
今回は、膝まわりにある「膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)」という組織と、当院で患者さんにお伝えしているセルフケアの一つをご紹介します。
膝痛は「痛いところを揉めばいい」とは限りません
膝が痛いと、つい痛いところを揉みたくなるかもしれません。
しかし、「膝が痛い=原因はここ」と自分で決めつけるのはおすすめできません。
膝の痛みには、ケガだけでなく、関節炎などさまざまな原因があります。
そのため、今回紹介するセルフケアも、すべての膝痛に適した方法というわけではありません。
まずは自分の膝に腫れや熱感がないかなど、状態を確認してから行いましょう。
膝蓋下脂肪体とは?
膝蓋下脂肪体は、膝関節にある脂肪組織です。
「脂肪」と聞くと、体についた脂肪をイメージするかもしれません。
しかし、膝蓋下脂肪体は単なる余分な脂肪ではありません。
膝関節の中での役割が研究されており、神経や血管との関係も知られています。
膝の前側に痛みがある場合、この膝蓋下脂肪体が関係するケースもあります。
ただし、膝が痛いからといって、必ず膝蓋下脂肪体が原因というわけではありません。
膝蓋下脂肪体と膝の痛みの関係
膝蓋下脂肪体については、膝の痛みや動きとの関係についてさまざまな研究が行われています。
たとえば、変形性膝関節症の患者さんを対象に、膝蓋下脂肪体への徒手的な介入後の動きを調べた研究もあります。
一方で、「膝蓋下脂肪体を自分で30秒マッサージすれば膝痛が改善する」とまで言える医学的根拠が確立されているわけではありません。
そのため、ここから紹介する方法は「膝痛を治す方法」ではなく、当院で患者さんにお伝えしているセルフケアの一つとしてご覧ください。
自宅でできる膝蓋下脂肪体のセルフケア
当院では、患者さんの状態に応じて膝蓋下脂肪体を対象にしたセルフケアをお伝えしています。
方法は次のとおりです。
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膝を伸ばした状態にします。
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親指を膝蓋下脂肪体に当てます。
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他の4本の指は、足を包み込むようにして支えます。
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時計でいう6時方向から12時方向へ動かします。
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30秒ほど行います。
大切なのは、セルフケアをしたからといって「これで膝痛は大丈夫」と判断しないことです。
膝の状態を確認しながら行いましょう。
また、この「30秒」という時間は当院で患者さんへお伝えしている方法であり、すべての方に医学的に一律推奨されている時間という意味ではありません。

腫れや熱感があるときはセルフケアを中止する
膝が腫れていたり、熱を持っていたりするときは、今回紹介したセルフケアを中止してください。
膝の腫れや熱感には、さまざまな原因が考えられます。
特に、強い腫れや赤み・熱感がある、体重をかけられない、膝を十分に曲げ伸ばしできない、発熱を伴う、強いケガのあとに激しく痛むといった場合は、自己判断でマッサージを続けず、医療機関への相談を検討してください。
「セルフケアを続ければ、そのうち良くなるだろう」と無理をしないことも大切です。
膝のために大切なのはケアを習慣にすること
膝が痛くなったときだけケアをして、少し楽になったら何もしなくなる。
この繰り返しになっていないでしょうか。
膝の状態と向き合ううえでは、日々の習慣にも目を向けることが大切です。
今回紹介したセルフケアも、膝の状態を確認するきっかけの一つとして活用してください。
そして、痛みが強い場合や症状が続いている場合には、セルフケアだけで済ませず、原因を確認することも大切です。
まとめ
今回は、膝蓋下脂肪体と自宅で行うセルフケアについて紹介しました。
膝の痛みにはさまざまな原因があるため、「膝蓋下脂肪体をマッサージすれば膝痛が治る」と考えるのではなく、自分の膝の状態に合わせてケアすることが大切です。
セルフケアを行う場合は、膝を伸ばした状態で親指を膝蓋下脂肪体に当て、他の4本の指で足を包み込むように支えます。
そこから時計の6時方向から12時方向へ、30秒ほど動かします。
ただし、腫れや熱感がある場合は中止してください。
毎日のちょっとしたケアを、自分の膝の状態に目を向ける習慣につなげていきましょう。


















































