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小山市で膝が痛い方へ|膝痛の原因は膝だけじゃない?股関節と腸腰筋の関係
「膝が痛いから、膝ばかりマッサージしている」
「膝のセルフケアをしているけれど、また痛くなる」
そんな方に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
膝が痛いからといって、膝だけを見ればいいとは限りません。
膝の動きは、股関節や足首など周囲の関節とも関係しています。
特に今回注目したいのが「股関節」です。
当院でも膝の状態を見るときには、膝だけでなく股関節の動きにも目を向けています。
今回はそのなかでも、股関節の動きに関わる「腸腰筋(ちょうようきん)」についてお話しします。
膝が痛いのに、なぜ股関節を見るの?
膝は単独で動いているわけではありません。
歩く。
立ち上がる。
階段を上る。
しゃがむ。
こうした動作では、膝だけでなく股関節も一緒に働いています。
実際、膝前面に痛みが出る「膝蓋大腿部痛」では、股関節の筋力や動きとの関連について多くの研究が行われています。
そのため、膝が痛いときに膝だけを見るのではなく、股関節を含めて身体全体の動きを考えることが大切です。
今回注目するのが「腸腰筋」
腸腰筋は、身体の深いところにある筋肉です。
主に股関節を曲げる働きを担っています。
たとえば歩くときに脚を前へ運ぶ動きなど、日常生活のさまざまな場面で股関節の動きに関わっています。
当院では、膝前面に負担がかかっている患者さんを見る際、腸腰筋がうまく働いているかという点にも注目しています。
腸腰筋がうまく使えないと膝に負担がかかる?
当院では臨床上、腸腰筋がうまく使えていないことで股関節の動きが変わり、その結果として膝前面の筋肉に負担が集中していると考えるケースがあります。
ここは大切なので、少し慎重にお伝えします。
「腸腰筋が使えていないから膝が痛くなる」と、すべての膝痛に当てはめることはできません。
膝の痛みにはさまざまな原因があります。
また、股関節と膝前面痛の関連については研究されていますが、腸腰筋の機能低下だけが膝痛の直接的な原因だと確立されているわけではありません。
だからこそ、
「膝が痛いから膝だけ」
「腸腰筋を押せば膝痛が治る」
と一つの原因に決めつけないことが大切です。
膝前面痛と股関節の関係は研究されている
では、股関節と膝痛はまったく関係ないのでしょうか?
そうではありません。
膝前面に痛みがある人では、股関節周囲の筋力や動きに違いがみられることが研究で報告されています。
また、膝前面痛に対して、膝だけでなく股関節も含めた運動療法を行う方法についても研究されています。
つまり、
「膝が痛いときは膝だけでなく股関節にも目を向ける」
という考え方には医学的な背景があります。
ただし、股関節のどの筋肉が関係しているかは人によって異なります。
膝痛=腸腰筋と決めつけず、その人の状態を見ることが重要です。
当院でお伝えしている「腸腰筋TPS」
ここからは、当院で患者さんの状態に応じてお伝えしているセルフケアをご紹介します。
当院では「腸腰筋TPS」と呼んでいます。
まず仰向けになり、膝を曲げた状態になります。
腸骨稜から3横指内側を、位置を探す一つの目安とします。
そこから、天井側から床方向へ向かって押します。
目安は30秒ほどです。
ただし、腸腰筋は身体の深い位置にあります。
「深い筋肉だから、強く奥まで押せばいい」という意味ではありません。
強い痛みを我慢しながら押したり、無理に深く押し込んだりしないようにしてください。
また、「腸骨稜から3横指内側」「30秒」という方法は、当院で患者さんへお伝えしているセルフケアの目安です。
すべての方に医学的に一律推奨されている方法や時間という意味ではありません。
腹部を強く押さないように注意する
これまで紹介してきた膝まわりのセルフケアとは違い、腸腰筋は身体の深い場所にあります。
周囲には血管や神経など重要な組織もあります。
そのため、自分でセルフケアをするときに、
「もっと強く押せば効く」
「痛いほど押したほうがいい」
と考えないようにしてください。
セルフケア中に強い痛みやしびれ、気分不良など普段と違う症状が出た場合は中止しましょう。
また、腹部や鼠径部に原因不明の痛み・腫れなどがある場合も、自己判断で押し続けないことが大切です。
大切なのは「膝だけを見ない」こと
膝が痛いと、どうしても意識は膝に集中します。
もちろん膝そのものの状態を確認することは大切です。
でも、人間の身体は膝だけで動いているわけではありません。
股関節や足首などが連動して、歩いたり、立ったり、しゃがんだりしています。
だからこそ、膝をケアしても痛みを繰り返している場合には、
「膝以外にも目を向けてみる」
という視点を持ってみてください。
まとめ|膝痛は股関節からも考えてみよう
今回は、膝痛と股関節、そして腸腰筋について紹介しました。
腸腰筋は股関節を曲げる働きを担う重要な筋肉です。
当院では、膝前面に負担がかかっている患者さんを見る際、膝だけでなく腸腰筋を含めた股関節の働きにも注目しています。
セルフケアの一つとして、仰向けで膝を曲げ、腸骨稜から3横指内側を目安に、床方向へ30秒ほど押す「腸腰筋TPS」をお伝えしています。
ただし、腸腰筋だけが膝痛の原因というわけではありません。
また、強く深く押せばよいというセルフケアでもありません。
膝だけをケアして終わりにするのではなく、
「股関節はきちんと動いているかな?」
と身体全体に目を向けてみてください。
毎日のセルフケアを、自分の身体の状態に気づく習慣につなげていきましょう。
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