肘内障(ちゅうないしょう)は発育時期(5歳以下)のお子様に多く発生します。

肘内障は橈骨輪状靱帯(とうこつりんじょうじんたい)と橈骨(とうこつ)という骨で構成される肘関節の亜脱臼(あだっきゅう)です。

発育時期の子供は橈骨がまだしっかりと完成されていないため橈骨輪状靱帯でしっかりと固定されておりません。そのため腕を引っ張られたり、何度も腕を掴んだり、転んだりとふとしたことで亜脱臼してしまいます。

症状は多くの子どもは痛みを伴うため泣き出してしまう子が多いです。

また肘を動かさなくなって下垂してしまったり、痛い部分を触ろうとすると極度に嫌がったりします。

時間の経過とともに痛みが軽減はされますが亜脱臼した状態なので腕を動かす動きはできないことが多いです。

発赤、腫脹、熱感という炎症症状は見られないためこの症状がある場合は他の外傷の疑いがあります。

基本的には早期に医療機関にかかりましょう。

深夜や出先などで万が一医療機関にかかれない場合の対処法をお伝えします。

・回内法(かいないほう)

痛めてしまった肘関節を90度で曲げた状態にして片方の手で手首をもってもう片方の手で肘関節にある橈骨頭(とうこととう)に親指を当てながら手のひらを下向きに回旋をゆっくり加えます。その際しっかりと整復されれば抑えている親指に「コリっ」という感覚があります。

整復がしっかりされれば泣き止んだりばんざいができるようになったりすることが多いです。

・回外法

回内法同様痛めてしまった肘関節を90度に曲げた状態で橈骨頭をしっかり押さえた状態で手首をもって今度は手のひらを上に向けるように回旋を加えながら肘関節を曲げていきます。

あくまで上記は応急処置になります。

また炎症症状(腫脹、熱感、発赤)があったり抱きかかえで強く痛がったりする場合は骨折の疑いがあるため早期にTSUNAGI鍼灸整骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院、もしくはかかりつけの医療機関にご相談ください！

小山市TSUNAGI鍼灸整骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院では回内法、回外法を用いて整復を行います。

整復後は特別固定などは必要がないのでそのまま生活していただきます。

お家でこれから気を付けていただきたいのが5～6歳は骨、靭帯が未熟なので繰り返しやすいです。

ですので無理に引っ張るなどは極力避けるようにしましょう！

肘内障の疑いがある場合は小山市TSUNAGI鍼灸整骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院にご相談ください！

QA

Q.大人になってから肘内障になることはありますか？

A.関節が発達するため大人になってから起こることはありません！

また肘内障によって後遺症になることも可能性は低いので似たような症状が大人になってから起こる場合は別の怪我の可能性があります！