①日常生活での不良姿勢

→脚を組む、あぐらをかく、うつ伏せで寝る、鞄やバックなどの重い物を片側だけで持つ、背もたれに寄りかかり骨盤を後傾(後ろに倒した)の状態で座る、片側に肘をつくなどの日常生活での些細な癖などが考えられます。

②日常動作や仕事などでの捻じる動き

→例えばライン作業などの際に同じ方向にばかり身体を捻ることが多いなど

③出産し靭帯が緩んだままになっている、または産後のケアが遅くなり靭帯が伸びた状態で放置してしまっている

→妊娠中は骨盤を広げるためホルモンの関係で靭帯や筋肉が緩みやすくなっていて、産後は緩んでしまった靭帯や筋肉が2～3ヶ月かけて縮んでいきます。そのため産後は下腹部の力が入りにくく腰に負担がかかりやすくなります。

④走ったり跳んだりする激しいスポーツ

→バスケットボール、バレーボール、サッカー、野球、陸上など

⑤関節の動きが激しいスポーツ

→バレエ、ヨガ、チアダンスなど

など様々な原因があげられます。

少しでも当てはまる方は小山市にあるTSUNAGI鍼灸整骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院にご相談ください。

通常可動性が少ない仙腸関節ですが、上記のような理由が原因となり、日常生活で繰り返し負荷がかかり仙腸関節に負担がかかり続けることによって骨盤が歪み、痛みにつながると言われています。

これらをまとめて「仙腸関節障害」と言い、中腰姿勢での作業、急な動作、同じ動作の繰り返しで仙腸関節が緩んだり靭帯が伸びすぎたりすることで役割である衝撃吸収がうまくいかず、過剰な負担がかかることによって仙腸関節に炎症が起き痛みを引き起こすことを仙腸関節性腰痛症(仙腸関節炎)と言います。

仙腸関節性由来の腰痛はレントゲンやMRI、CT検査で異常所見がない場合が多く、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症と似た症状が出現し鑑別が極めて難しくはなるため、特徴的な症状やテスト法、身体所見で見分ける必要があります。

仙腸関節性由来の疼痛を誘発するテストはいくつかありますが、それぞれ検査していき疾患の鑑別に用います。

・手技療法(コンプレッションストレッチ)

→血流やリンパ液の循環を良くして老廃物の排泄を促したり、硬くなった筋肉を緩めたりする効果があります。

・羽田野式ハイボルト治療器(高電圧電気刺激療法)

→ハイボルト治療器(高電圧電気刺激療法)とは150Vを超える高電圧電流を用いて身体の深部の筋肉、神経、靭帯を刺激し、疼痛の軽減や血流促進、可動域の改善などの効果が期待できる電気治療器です。150Vを超える高電圧は細胞内のミトコンドリア(筋肉のエネルギーを作っている細胞内小器官)の働きを活性化させて組織の修復を早めることができます。

・骨盤矯正

→日常生活での不良姿勢や癖などが原因で上下や左右に歪んでいる骨盤の調整を行い本来あるべき正しい位置に骨盤(骨格)を戻すことを目的としています。そうすることで身体全体のバランスが整い重心がぶれにくくなったり可動域が改善したりするなどの効果が期待できます。小山市にあるTSUNAGI鍼灸整骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院では骨盤矯正を得意とさせていただきます。

・楽トレ(複合高周波EMS)

→高周波(身体の深部に届く)と低周波(身体の浅部に届く)が一緒になった電気が流れることによって自分で鍛えにくいインナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛えることが出来ます。インナーマッスルを鍛えることによって安定した身体が作れる、基礎代謝が上がる、長時間同一姿勢が保持できるようになる、姿勢が整うなどの身体の変化が期待できます。

・立体動態波刺激治療

→異なる方向に3つの中周波を流し干渉させることによって、鎮痛効果や筋肉・靭帯・神経などのリラックス効果、血流促進、筋力トレーニングとしても効果が期待できる治療機器です。

・マイクロカレント治療

→私たち人間の体にはもともと生体電流という電流が流れており、その生体電流によく似た極めて微弱な電流を用いた電気療法です。効果としては傷ついた組織の修復促進、血流促進などがあります。極微弱の電流のため電気的な刺激をほとんど感じず神経や筋肉を興奮させたいため、電気刺激が苦手な方でも安心して施術が可能です。

上記の中から患者様1人1人にあった治療法を組み合わせて治療を行わせていただきます。

・腰回りの筋肉のストレッチやトレーニング(腸腰筋、腰方形筋、脊柱起立筋、腹直筋など)

・殿筋のストレッチ(大殿筋、中殿筋、小殿筋)

・大腿部の筋肉のストレッチ(大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋など)

・股関節の可動域を広げる体操

・胸椎、腰椎、肩甲骨など腰以外の関節の可動域を広げる体操

などがあります。

こちらでは空き時間などの少ない時間でも簡単にできるストレッチと体操をご紹介します。

・立位でのストレッチ(身体の側面を伸ばすストレッチ)

→1．バンザイの状態から片方の手首をつかむ

2．上体を前に倒したり後ろに反ったりしないよう横に倒す　15秒キープ

15秒キープ×3回を目安に行いましょう。

このとき足を肩幅より広く開き安定させ、腰を外に突き出すことを意識して行ってください。

・座位での体操(背骨を正しい状態に戻す体操)

→1．椅子に浅く座り、息を吐きながらゆっくり上半身を前に倒す

　2．完全に上半身が前に倒れた状態で10秒キープ

　3．戻るときは背骨を構成している椎骨を1つ1つ積み重ねるイメージでゆっくり戻る

30秒キープ×3回を目安に行いましょう。

・寝ながらできる股関節の体操

→1．仰向けの状態になり両膝関節を軽く曲げ外側に倒し両足の裏を合わせる

　2．大腿部の内側を伸ばし可動域を広げるように意識する

　3．30秒伸ばしたら膝を閉じる

30秒×3回を目安に行いましょう。

ストレッチや体操をするときの注意点

①ゆっくり少しずつ動かすこと

②できるだけ毎日継続すること

③症状の悪化を防ぐため無理をしないこと

※痛みが強い時や無理に筋肉を伸ばしたり引っ張ったりしない

以上のことに注意して行ってください。

カウンセリング(問診)・ヒアリングにてこれまでの経過、現在の痛みの状態、既往歴などをお伺いしていき、その後徒手検査にて現在のお身体の状態を評価させていただきます。

評価をもとに波多野式ハイボルト検査(ハイボルト治療器)で筋肉や神経に電気を当て、現在の症状がどこまでどれくらい変化するかどうか確認させていただきます。

強い電気刺激が苦手な方は遠慮なくご相談ください。違う治療に変更することを考えさせていただくこともありますが、症状が強い場合はハイボルト治療を推奨させていただいております。治療中にその都度お声がけしながら治療を行っていきますので、苦手な方も安心して施術できる環境を提供いたしますのでご安心ください。

必要に応じてマックスベルト(コルセット)の使用を提案させていただく場合がございます。

(当院で販売もしておりますので持っていない方でもご安心ください)

経過を観察しながら、骨盤(骨格)の歪みに対してのアプローチをさせていただいたり筋肉の強化を目的に楽トレを用いたりし、体操やストレッチも交えながら痛みの改善や可動域の改善をさせていただきます。

また、痛みを再発しない・させないことを目的に歪みや痛みの原因となっている日常生活での不良姿勢や癖を見つけていきご自身では気づかない面でのサポートもさせていただきます。

最後に今後の治療計画をご説明し治療ゴールを患者様とともに設定した上で加療を進めさせていただく流れになります。

腰の痛み、痺れでお悩みの方は小山市にあるTSUNAGI鍼灸接骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院へ是非お気軽にご相談ください。

Q＆A

Q.仙腸関節性の腰痛は繰り返しますか？

A.普段から同一姿勢にて作業をしたり身体に負荷をかけ続ける事が多い方は繰り返す癖があります。ぜひ1度小山市にあるTSUNAGI鍼灸接骨院白鷗大前院・ハーヴェスト院にご相談ください。